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社員の能力開発や学ぶ風土づくりに積極的に取り組む企業を取材しました

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サントリーホールディングス株式会社

社会人としての基礎を身につける 入社前から主体的な学びを支援

サントリーホールディングスは、酒類から飲料、健康食品といったヘルスケア商品の製造販売、飲食店の経営や切り花の開発・生産販売と、国内外で幅広く展開。中でも中核となる5社では、入社前から新入社員研修を想定して、情報や教育機会を早めに提供し、社会人としてスムーズなスタートを切れるようなマインドセットのサポートに注力しています。入社後の教育で特に重視する創業精神の伝え方や新入社員の育成方針について、ヒューマンリソース本部キャリア開発部の桑崎 温子氏に伺いました。

サントリーホールディングス株式会社
会社名
サントリーホールディングス株式会社
URL
https://www.suntory.co.jp/
プロフィール
創業者・鳥井信治郎が1899年、大阪に鳥井商店を開業し、ぶどう酒の製造販売を開始。「人と自然と響き合う」を企業理念に掲げ、ビール、ワイン、スピリッツの他、食品、外食や花など、国内外で321社を展開。売上の約5割を食品(飲料・健康飲料)、4割弱を酒類が占める。(数字はいずれも2016年12月末現在)

キャリア開発部 新人教育担当者インタビュー 桑崎 温子 氏

入社後の育成重点期間に向けて 入社前から手厚くフォロー

桑崎 温子 氏
ヒューマンリソース本部
キャリア開発部

[導入コース]
Newビジネス道PLUS「心」

サントリーホールディングスは、グループ会社のサントリー食品インターナショナル、サントリープロダクツ、サントリービール、サントリースピリッツを含めた計5社合同で、毎年約220名の新卒社員に、新入社員研修を実施しています。
目的は、1年間を育成重点期間と位置づけ、全部門の社員共通の「社会人としての基本姿勢」を身につけることです(図1)。その基本姿勢を土台に、習得を5段階で評価する「考動発揮ライン」で新入社員が身につけるべき基本スキル・知識を、業務計画書で担当業務別の基本スキル・知識を身につけていく流れです。
入社前にも内定者フォロー(図2)として、専用サイトで商品情報の提供、ビジネスマナーや商品の基礎知識に関する通信教育、パソコンの基礎スキルについての課題、社史に関するレポート提出、TOEIC受験などを行っています。もちろん、内定者が各自で身につけられることには限りがありますが、入社後の研修にスムーズに参加できる流れをつくり、社会人としてスタートを切れるようになることが目標です。

図1 成長の考え方

図2 2017 年度新入社員育成 全体スケジュール

マインドセット変化のため 自身の言葉で考える学びを

社会人としての基本姿勢の中でも特に「主体性」と「協調性」を重視し、4月の入社時集合研修だけでなく、年間を通じて伝え続けています。ただし、内定者フォローの段階では、そこまで踏み込んでは伝えていません。社会人のベースの、さらにその土台となる基礎的部分を育成することを主な目的にしています。
日本能率協会マネジメントセンターの通信教育「Newビジネス道PLUS『心』」はおよそ10年近く取り組んでおり、内定者向けビジネスマナーの通信教育の中でも中核となる存在です。
4月の入社時集合研修でも、学生から社会人へのマインドセットチェンジを繰り返し伝えてはいますが、事前の知識の有無によっては、その後の研修に対する意欲や姿勢も変わってきます。まずは通信教育で、仕事の目的を自分でよく考え、しっかり自分の言葉に置き換えて書いてもらうことを大切にしています。
Newビジネス道PLUS「心」では、「会社とは、仕事とは、プロとは何か」というごく基本的なところから、豊富なイラストを交えて分かりやすく触れられています。ここまで基本姿勢を徹底して分かりやすく学べる講座はそうはないと感じています。内定者自身に考えさせるチェック項目や記述式マインドシートもあり、内定者からも「社会人としてのマインドセットに役立った」という声が寄せられています。

新入社員育成の一環で 上司の指導姿勢も支援

新入社員を育成するにあたって、約2週間の入社時集合研修で伝えられる内容には限りがあります。最終的には、各部署へ配属後に、上司がいかに関わるかにも大きな影響を受けるため、OJTとの連携が欠かせません。
キャリア開発部では、マネジャーに向けて、新入社員に対するフィードバックの説明会なども赴任直後に実施しています。2017年からは3カ月に1度、OJTの成功事例や新入社員の活躍などをまとめて紹介する「くわ子通信」も発行を開始しました。
ある職場では、「考動発揮ガイドライン」(図3)の身につけるべき基本項目を、上司が配属後の新入社員に自分の言葉で書き直させ、それが大きな成長につながりました。
掲載コンテンツはシンプルですが、できる限りきめ細かなサポートで、新人社員をみんなで育てる風土をつくれるよう、各職場が1歩前に進むきっかけになればと期待しています。

図3 考動発揮ガイドライン

キャリア開発部 課長インタビュー 阿部 優子 氏

自分軸を持つために 内定時期の基礎教育が重要

阿部 優子 氏
ヒューマンリソース本部キャリア開発部
課長

ここ数年の新入社員は、とても理解が早く優秀で、予想以上のアウトプットを見せる人が多い一方で、「自分ができるのはここまで」と、自ら線引きする人もいます。ですから自身の殻を破るためにも、新入社員として発揮すべき基本姿勢に掲げる主体性と協調性がますます重要だと考えています。
サントリー全体として、グループがグローバルに事業を展開し、拡大する中で、創業の精神「やってみなはれ」や企業理念を自分の軸として持っておくことはとても大事だと考えています。2015 年に開講した「サントリー大学」でも、グループ共通の価値観を強く共有することで「ONE SUNTORY」を実現することを明確に打ち立てました。
社会人になるにあたり、内定時期に本当に基礎的な部分ができているからこそ、入社後にあえて主体性や協調性を強調することで、ちゃんとメッセージとして響くんですね。
OJT と連携を図りながら、新人育成が指導者にとっても自身の学びに変わる気づきや、背中を押すきっかけをつくっていけるよう、キャリア開発部でも取り組みを進めていきます。

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